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ベビーパウダーで卵巣癌!?発がん性があるとして、米J&Jに5千億円命令

ベビーパウダーに発がん性の疑い

facebookで興味深いニュースが投稿されていました。

記事の中では、

【ニューヨーク=共同】

米ミズーリ州の裁判所の陪審は12日、ベビーパウダーなどの商品に発がん性があるとして消費者から訴訟を起こされていた米医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)に対し、計46億9千万ドル(約5300億円)の支払いを命じる評決を出した。ロイター通信が報じた。

J&J日本法人のコンシューマーカンパニーは13日、評決には「多数の重大な誤りがあり、遺憾の意を表明する」とコメントした。

J&J側は商品によって「卵巣がんが引き起こされることはないものと引き続き確信している」として、上訴して争う姿勢を強調した。 

J&Jは多くの関連訴訟を起こされているが、ロイターによると、今回の賠償額は関連訴訟の中で過去最高額。支払額のうち41億4千万ドルは懲罰的賠償だった。J&Jによると、日本では同様の訴訟は起きていない。

訴訟では、卵巣がんになった女性22人が、タルク(滑石)を原料に含むJ&Jの商品を使用したことでがんになったと主張。同社が消費者への警告を怠ったとしている。

とのこと。

アメリカだけで5300億円ですから、アメリカで敗訴したら同じ商品を販売していた世界各国へと対応が広がるでしょうね。

今回のニュース記事を見ると、タルクパウダーが直接の卵巣がんの原因なのか?という
研究報告には、Conflicting result(矛盾する結果)のものもあるため、
まだ断定的ではないというのが大手メディアの意見のようですね。

ベビーパウダー訴訟のきっかけ

アメリカ在住のとある女性が、49歳の時に卵巣癌に羅患した。彼女には不妊症や子宮内膜症といった危険因子がなく、卵巣癌になる原因が思いつかなかったという。

そこで、彼女は卵巣癌になるあらゆる原因を考えた。そんな中で、ベビーパウダーに含まれるタルクに発がん性があるという情報を見つけた。彼女は30年、デリケートゾーンにベビーパウダーを使っていたのだ。

彼女の動きがきっかけとなり、アメリカでは数千人の女性が日用品大手メーカーの
ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)を相手取り訴訟を起こした。

ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は発がん性があると知っていた?

1971年ウェールズの研究で、タルク粒子が卵巣と子宮頸部の腫瘍に留まっていることが
発見されている。

その後、多くの研究がタルカムパウダー(ベビーパウダー)をデリケートゾーンに
使用することで卵巣がんの原因になる可能性があると指摘している。

2018年5月上旬にも、アフリカ系アメリカ人の女性はタルカムパウダー(ベビーパウダー)をデリケートゾーンに使うと、浸潤性上皮性卵巣がんリスクが44%高まるというレポートが
発表されている。

国際がん研究機関(IARC)は2006年、タルカムパウダー(ベビーパウダー)が
デリケートゾーンに使用された場合、「おそらく発がん性がある」という
グループに分類した。

この研究をジョンソン・エンド・ジョンソンは知らなかったことはないでしょう。

そうなると、40年以上に渡りタルカムパウダー(ベビーパウダー)を使うと卵巣癌に
なりやすくなるという事知っていて販売し続けていたことになります。

どのくらい使ったら卵巣癌のリスクがどのくらい高まるのか?

タルカムパウダー(ベビーパウダー)をデリケートゾーンに塗る頻度が

1週間に1回・・・・卵巣癌のリスクが36%増
毎日使う・・・・・卵巣癌のリスクが41%増

1982年にハーバード大学教授のダニエル・クラマーらは、卵巣がん患者の女性と健康な女性それぞれ215人を比較調査した。すると、タルカムパウダーを使用していた女性は使用していない女性に比べて卵巣がんの罹患リスクが約2倍で、日常的に性器やサニタリーパッドにパウダーを使っている女性は、そのリスクが3倍にものぼった。

その後に行われた少なくとも10の研究で、数値は異なるものの同じ傾向が示された。一方、タルカムパウダーの使用者が高いリスクを示さなかった研究はごくわずかだ。

研究者たちが合計約2万人の女性が対象となった研究結果を集めたところ、タルカムパウダーを使用すると卵巣がんのリスクが24%増加したことがわかった。卵巣がんは珍しい病気だが、死に至るケースも少なくない。この結果が事実ならば、卵巣がんを発症したタルカムパウダー使用者の5~6人に1人は、がんの原因がパウダーであることを意味すると、トロントのがん遺伝学の専門家スティーブン・ナロドは指摘する。

1990年代にタルクとがんの関係を示す研究が報告され始めてからも、米政府はタルカムパウダーの排除や警告表示の義務付けなどに動いていない。非営利団体のがん予防連合は1994年と2008年に、食品医薬品局(FDA)に対してタルクの警告表示義務を求めた。FDAは2014年、因果関係を示す「決定的な証拠」は見つからないと却下したが、タルクは「異物型反応と、一部の女性に対して上皮がんに進行する懸念のある炎症反応を起こす可能性がある」とした。

それにもかかわらず、J&Jはアフリカ系アメリカ人とヒスパニック系の消費者をターゲットに「フランチャイズを拡大する」計画をしていたことが、原告の弁護士アレン・スミスが得た同社の資料で明らかになっている。

小児科医は乳児への利用を推奨していない

訴訟資料によると、J&Jのタルクのサプライヤーは2006年から警告を表示しているが、同社は自社製品にそうした警告を表示していない。ベビーパウダーには、子供の手の届かないところに保管するよう表記されており、小児科医も乳児が吸い込むと病気になったり命に関わる危険性があるとして使用を推奨していない。国家毒性プログラムによれば、雌のラットを使った吸入実験で発がん性が証明された。コーンドームや手術用手袋のメーカーは、製品へのタルクの使用を控えるようになっている。

「タルカムパウダーが興味深いのは、それが必要不可欠なものではないからだ」と、シアトルのフレッド・ハッチンソン・がん研究センターの疫学者アン・マクティアナンは言う。「何かしら疑いがあるのなら、なぜ人々は使うのか」

進行性卵巣がんを患うバーグは、J&Jを相手取った訴訟に勝利したが、損害賠償の支払いは認められなかった。タルクをめぐる他の訴訟が社会の関心を高めることを彼女は願っている。

「以前は何も知らなかった」と、バーグは言う。「ベビーパウダーは赤ちゃんのためのものだから、絶対に安全だと思っていた」

(執筆:Roni Caryn Rabin記者、翻訳:前田雅子)

参考サイト

ベビーパウダーに使われるタルクとは?

タルカルパウダーの原料となる、タルクとは一体何なのでしょうか?

天然の粘土鉱物で、ケイ酸マグネシウムから成ります。

やわらかいのが特徴で、水分を吸収して固まるのを防ぐため、頬紅など
化粧品にも使用されています。

サプリメントのタブレット、チューインガムやお米などの添加材としても
使われることがあります。

鉱物として採掘される時に、発がん物質として知られるアスベストの近くで取れるため、
メーカーはアスベストが混入しないように対策を講じなくてはいけません。

ベビーパウダー以外にも化粧品の重金属汚染も

 タルカムパウダー(ベビーパウダー)以外にも、市販の化粧品(コスメ)の重金属汚染も
深刻だという報告もあります。

アメリカの市販の化粧品(コスメ)に含まれていた重金属のリストが下記です。

  1. 96 %に 含有
  2. 90 %にベリリウム 含有
  3. 61 %にタリウム 含有
  4. 51 %にカドミウム 含有
  5. 20 %にヒ素 含有

カドミウムは日本の公害で有名なイタイイタイ病の原因となった重金属です。ヒ素なんて猛毒ですよね。

ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は?

今回の判決に対して、アメリカのジョンソン・エンド・ジョンソンは、ベビーパウダーは
安全だという主張を変えることはなく、今回の判決に対しても、不服として控訴する方針の
ようですね。

大手メディアの書いているように、研究結果に矛盾があるという点が争われると考えられます。

べビーパウダーは使わないほうがいい?

日本のAmazonで販売されているベビーパウダーをいくつか見てみましたが、
タルクを使っているものも普通に売られています。

パッケージの表記には、ナチュラル植物性敏感肌用などと
書かれているものにも含まれているものがありました。

<表示例>

 

 

日本では昔から、シッカロールという名称でも売られていますよね。発がん性のリスクが払拭できないものが、子供用の用品として売られているのです。

必ずしもベビーパウダーはタルクである必要はないので、原材料表示を必ず確認して
購入するようにしましょう。

ただ、原材料を見る限り、わざわざベビーパウダーという製品を買わなくてもコーンスターチ、片栗粉でも十分代用できそうです。

そもそも、おしっこやうんち、汗にかぶれるのは、当たり前ではありません。
排泄物に老廃物が多く含まれているということでもあります。

正確にいうと、排泄物にかぶれているというか
排泄物に含まれている老廃物にかぶれているということです。

生まれたての赤ちゃんであれば、
お腹の中にいた間に母親の体の状態、食べ物で体が作られます。

そこに有害物質など排泄しなくてはいけないものがあれば、生まれた後の赤ちゃんは
小児湿疹として排泄するのです。

また、小児湿疹にステロイドを使っても、
他の出口から出さなくてはならないので根本解決にはなりませんし、
ステロイドは他のリスクもあるのでリスクが高いです。

もちろん、かぶれているからといって放っておくわけにもいかないので
食べ物に気をつけつつ、リスクのないケア用品を使いたいですね。

アロマやハーブを使った商品、ケア方法もありますよ。