オーガニックフード

食品添加物とは

 

食品添加物について、あなたはどのようにお考えでしょうか?

私自身食品添加物と聞くと、少しためらいがあります。現代は食品添加物について、あまり良いイメージを持たない人が多いのではないでしょうか?

日本における食品添加物は、厚生労働省が認めた基準の、高いものが多いといわれていますが、外国で早くから規制されているものが、日本ではいまだに規制されていない食品添加物もあります。それでは、日本で使われている食品添加物が、安全か、安全でないか見ていきましょう!

食品添加物の役割とルール

食品添加物は現在では、天然、合成の区別がなくなってきています。食品添加物の役割は、保存や加工が主ですが、現在では保存料、調味料、着色料など455種類もの厚生労働省が認めた種類のものが流通しています。一応ルールは決められていますが、違反する業者も出てきています。

食品添加物の使用例

食品添加物の代表的な食品は、ハム・ソーセージ・はんぺん・竹輪・チーズなどがありますが、食品添加物がなくては作れない豆腐などもあります。ハム・ソーセージには、亜硝酸ナトリウム(亜硝酸Na)、はんぺん・竹輪などの練り食品には、リン酸塩や重合リン酸塩が含まれています。

食品添加物の表示

食品添加物の表示には、加工助剤、キャリーオーバー、ばら売りなどにより表示が免除されるものもあります。

加工助剤

加工助剤は製造段階で、漂白剤や殺菌剤などの食品添加物が製造段階で混入しても、包装する最終段階で、添加物が除去されていたり、微量に残っていたり、しても食品の成分に溶け込んでいれば表示義務がないのです。

キャリーオーバー

加工助剤と同じくキャリーオーバーも、混入された添加物が最終的に残らなければ、表示義務を負わなくてすみます。醤油煎餅などに使う醤油に、保存料やアミノ酸などの食品添加物が含まれていますが、少量なので表示しなくて良いのです。

ばら売り

お店で作る加工品のバラ売りなども表示義務はなく、例えばフライやてんぷら、総菜などそのお店で作られた食品には、添加物を表示する義務がないのです。

例外としてはサッカリンやサッカリンナトリウム、チアベンダゾールやフルジオキソニル、イマザリル、オルトフェニルフェノール、ジフォニルなどの防カビ剤としている、食品添加物はその限りではありません。

食品添加物の種類と一覧

添加物の種類なぜ使用するのか食品添加物例
保存料細菌やカビが繁殖しないように食品の賞味期間を長くして食中毒を防ぐ
  • 安息香酸ナトリウム
  • ソルビン酸
調味料食品の味をアップさせるうま味などで味を一定に保つ
  • 5’-イノシン酸ニナトリウム
  • L-グルタミン酸Na
着色料食品の色の見た目をよくする
  • 食用赤色2号
  • クチナシ黄色素
甘味料食品の甘さを引き出す
  • アスパルテーム
  • サッカリン・サッカリンNa
香料食品に美味しさをそそる香りをつける
  • 酢酸エチル
  • オイゲノール
酸味料酸味を食品にプラスして美味しさを演出
  • クエン酸
  • 乳酸
発色剤色や風味を整えるハムやソーセージなど
  • 硝酸ナトリウム
  • 亜硝酸ナトリウム
光沢剤光沢を食品の表面に与えて美味しく見せる
  • ミツロウ
  • シェラック
防カビ剤カビの発生を起こさせない
  • ジフェニル
  • オルトフェニルフェノール
苦味料苦味を食品につけ美味しくする
  • ナリンジン
  • カフェイン(抽出物)
漂白剤食品を漂白し美しく見た目をよくする
  • 次亜硫酸ナトリウム
  • 亜硫酸ナトリウム
酸化防止剤空気に触れると酸化する油脂などの酸化防止と保存を長くする
  • ミックスビラミンE
  • エリソルビン酸ナトリウム
イーストフードパンを作るときに発酵させるイーストの働きをよくする
  • 塩化アンモニウム
  • リン酸三カルシウム
かんすい中華めんの色・食感・風味など中華めんを作るのになくてはならないもの
  • ポリリン酸ナトリウム
  • 炭酸ナトリウム
豆腐用凝固剤豆腐を作るのに豆乳を固めるために、必要不可欠な食品添加物
  • 硫酸カルシウム
  • 塩化マグネシウム
チューイングガム軟化剤チューインガムを柔らかく柔軟にする
  • グリセリン
  • D-ソルビトール
ガムベースチューインガムを作る元となる材料に必要不可欠なもの
  • チクル
  • エステルガム
酵素食品を作る製造・加工などに必要なもの
  • プロテアーゼ
  • βーアミラーゼ
乳化剤油と水は一緒にならないが水と油を混合できる添加物
  • 植物レシチン
  • サポニン
膨張剤ふっくらとさせるため、ケーキなど柔らかくふっくらと膨らませ、食べやすくする
  • 焼ミョウバン
  • 炭酸水素ナトリウム
栄養強化剤食品の栄養素を強化して販売しやすくする
  • ミネラル類の塩化カルシウム
  • ビタミン類のL-アスコルビン酸
  • アミノ酸類のL-アスパラギン酸Na
  • 増粘剤
  • 安定剤
  • ゲル化剤
  • 糊剤
食品の分離防止や安定性を向上させ、美味しい滑らかな舌触りや、粘り気をだして、食べやすくし、美味しい食品に仕立て上げる
  • ナトリウム
  • ペクチン
  • カルボキシメチルセルロース
水素イオン濃度調節剤(pH調整剤)pHを調節し食品品質をアップさせる
  • 乳酸ナトリウム
  • DL-リンゴ酸
その他の食品添加物その他食品のモチベーションを上げる製造や加工、販売がしやすくなる添加物
  • 活性炭、プロテアーゼ
  • 水酸化ナトリウム

食品添加物の便利さと危険性

食品添加物は保存や食品の味、見た目などをアップさせるためとても便利で利用される食品が多いですが、量を必要以上に摂取すると危険なことにもなります。

食品添加物の使用基準は下記の表にきちんと決められています。

食品添加物の使用基準の決められ方

ADI(一日の農薬摂取量の許容量)

人間が一生で農薬をどれぐらい許容できるかという、計算方法がADIで表されます。ADIは一生涯に渡り、農薬を摂取することが許容される、一日の上限の量で次の計算方法で算出できます。

無毒性量(NOAEL・毒性試験の結果から求められます)×安全係数1/100(種差×個人差)=ADI(一日摂取許容量)

「ADI(0.0006)=NOAEL(0.06)×安全係数(1/100)」

ADI(一日摂取許容量)×日本人の平均体重(53.3kg)=日本人一人当たりの摂取許容される量(人一日摂取許容量)

「ADI(0.0006)×53.3kg=0.03198mg(人一日平均摂取許容量)」

日本では53.3kgを使用していますが、欧米では60,7kgを使用しています。

file:///C:/Users/mallo/AppData/Local/Microsoft/Windows/INetCache/IE/K2P4GNN2/adi.pdf

これら許容量の決められ方は、動物実験において行われます。

動物と人間とでは違いがあるかと思いますが、今のところその測定、決定方法が国の基準値の決められ方とされているのです。

また、体格差や年齢による影響の違いまでは検討されていません。若者と高齢者、大人と子供でも添加物の量の決められ方は同じということなのです。

食品添加物がないと作れない食品

お豆腐豆乳を固めるのに、ニガリがないと固まりません
ラーメンかんすい(鹹水)がないと黄色いラーメンが作れません
こんにゃく炭酸水素ナトリウム(重曹)水酸化カルシウムが必要
赤こんにゃく三二酸化鉄がないと作れません
ナスの漬物紫色のキレイな色をだすのに、ミョウバンが必要
ガムチューインガムのチクルのガムベースが必要
コーラー・サイダー二酸化炭素が必要
赤ちゃんの粉ミルク赤ちゃんが成長するうえで必要な粉ミルクには、クエン酸・第一ナトリウムなどのミネラル強化剤・ビタミンCのビタミン類・ヒアルギン酸などのアミノ酸が必要
マヨネーズやドレッシング混ざりにくいのを混ぜるのに乳化剤が必要

食品添加物の危険性

食品添加物は厚生労働省が認可しているので、絶対に安心できるものかというと、そうとは言い切れません。それは、食品添加物を多量に摂取すると、確実に健康に害が及ぼすこともあるのです。だったら、規定量を毎日食べ続けて安心かといっても、多くの食品に同じ食品添加物が含まれている場合、摂取量は多くなってきます。

食品添加物の中には、できるだけ摂取しない方が良い添加物もあります。外国では禁止されている食品添加物も、日本ではいまだに使用されているものもあります。史上原理主義の時代になって、経済が一番と考える人たちが、売るために安い材料で食品を良く見せ、利潤を上げようとする人もいます。

特に避けたい食品添加物

食品添加物の中でも特に避けたい添加物があります。どのような食品添加物で、どのような食品に使われ、どのようなリスクがあるか調べてみました。

化学調味料、旨味調味料、アミノ酸 

これらに含まれる食品添加物には、グルタミン酸ナトリウムなどがあります。これはあアメリカでは離乳食への使用が禁止されているもので、神経細胞が破壊されアルツハイマー病などになる恐れもあります。

使用されている食品には、かまぼこ・ソーセージ・インスタントラーメン・ポテトチップス・漬物・調味料・だし用パウダーなど旨味成分に用いられます。

リン酸塩

週刊現代が取り上げた、リン酸塩のリスクには、血管を詰まらせ、肝臓にダメージを与え、骨をもろくする添加物だと書かれました。リンは普通の食材にも含まれていて、人間の身体にリン不足が起こることはありません。

日本人の食事摂取量が男女とも、リンの規定量を上回っています。加工食品が増えることで、近年リンの過剰摂取が指摘されたのです。リンを過剰摂取すると、カルシウムの吸収を妨げるので、加工食品の摂取に注意が必要です。

リンを過剰摂取すると、肝機能低下が起こることがありますが、学者の中では「リンは尿として排出されるので、健康な人なら添加物が原因で摂りすぎることは、考えられないといわれる人もいます。リスクがあるのは肝臓病の病気を持った人は、注意をしなければなりません。

使われている食品には、ハム・ソーセージ・ラーメン・プロセスチーズ・練り物・ファーストフード・缶詰などに使われています。

亜硝酸ナトリウム

亜硝酸ナトリウムはアミンと胃の中で混ざり合うと、発がん性物質のニトロソアミンに変異するのではないかと指摘されています。致死量は0.18g~で青酸カリの致死量0.15gと比べると大差がありません。アメリカではベビーの食品には禁止をしています。リスクは発がん性、記憶障害、うつ病などです。

使用される食品は、ハム・ウインナー・たらこ・イクラ・ソーセージ・パック野菜など発色剤で、食品の黒ずみを防ぎ綺麗なピンク色に保つのに使われます。

安息香酸ナトリウム

安息香酸ナトリウムはこれだけでも体に害がありますが、ビタミンCと反応すると、白血病の病変物質に変化する可能性が指摘されています。リスクは細胞の突然変異や、癌、神経障害などを起こすこともあるのです。

使用されている食品には、清涼飲料水・シロップ・栄養ドリンク・エナジードリンク・果汁・水炭酸飲料・マーガリン・キャビアなどの、保存料に用いられます。

防カビ剤

fruits

防カビ剤にはポストハーベスト、OPP(オルトフェニルフェノール)OPP-Na、TBZ(チアベンダゾール)などがありますが、主に輸入物の柑橘類のカビを防ぐために使われています。OPPは1969年には農薬として使用禁止になりました。

しかし、1977年に厚生省は食品添加物として認めましたが、リスクは発がん性や、変異原性、染色体異常、遺伝子損傷、胎児の先天性障害などの可能性があると言われています。

使用されているのは柑橘類のレモン、バナナ、オレンジ、グレープフルーツなど
カビを防ぐのに使われています。

レモンティーなどを飲む時は、オーガニックのレモン以外は皮なしで頼むか
絞るだけで浸さないようにした方が良いでしょう。

まとめ

食品添加物について見てきました。厚生労働省が認めているので、安心だといわれる人もいますが、近年は国会の公文書までも改ざんされる時代です。厚生労働省が認めているから安心ではなく、添加物は一応疑ってみることは、大切なように思います。

だからといって全てを疑うのではなく、不必要な添加物の入ったものは買わない、食べないことにすれば良いのではないでしょうか?

天然の味を添加物で美味しく装って、美味しいと感じる味に馴れてしまうと、本当の食材の美味しい味を楽しむことができません。