メディカルハーブ

PMSの症状や冷え性による不調を緩和! 女性に嬉しいメディカルハーブ3選

ハーブの力で辛いPMS症状と上手に付き合おう

PMSとは

「Premenstrual Syndrome」の略語であり月経前症候群とも呼ばれます。

その兆候は人それぞれで症状も体質によって異なり200以上あるようです。

一説によるとPMSの症状の発生には女性ホルモンの急激な変化や黄体期のサイクルが関係していると言われていますが実は詳細はまだ解明されていません。

PMSの症状は?

代表的な症状は下腹部の痛み、膨満感、乳房の痛み、肌荒れ、むくみ、頭痛、めまい、凝りなど体のいたるところで起こる身体的な症状です。

そして軽視できないのがイライラや気分のムラ、憂鬱、不安を感じたり、集中力の低下などの心理的な症状です。

さらには攻撃的になったり、性的関心の変化、倦怠感、過食、不眠などの現象が誘発され
行動的な症状としてあらわれることもあります。

 

生活に支障をきたすほどの不調ではなくとも、生理の前になると決まってあらわれるPMSの症状に悩む女性は少なくありません。研究によれば75〜80%もの女性が何らかの形でPMSの症状を自覚しているようです。

 

この記事では3つのメディカル・ハーブを利用して
簡単に実践できるPMS対策をご紹介します。

 

PMS対策のハーブ

1 セイヨウノコギリソウ(ヤロウ)

ギリシャ神話において英雄アキレスが戦争で負傷した兵士達の傷の止血に利用したという
伝承を持つヨーロッパ原産のハーブ、セイヨウノコギリソウ(ヤロウ)。

現在は日本でも一般的な植物です。

市場ではヤロウ茶としても好まれるこの植物は、
多くの婦人科系の問題に有効な薬用植物と考えられています。

骨盤の周りに生じる月経に伴う典型的な痛みには、
セイヨウノコギリソウのハーブティーの効果が特に感じられるでしょう。

生理前にはホルモンに似た働きをする生理活性物質プロスタグランジンが徐々に分泌され、
これが疼痛性の痙攣の原因となり、一般的な痛みも感じやすくなります。

 

セイヨウノコギリソウはプロスタグランジンの分泌を抑制し、
抗炎症効果で月経の痛みを和らげます。

ハーブティーとして飲むことができる他、入浴や半身浴に利用することも可能です。

 

2 ネトル(セイヨウイラクサ)

ネトルは刺草(イラクサ)とも呼ばれるハーブです。

繁殖力が高く、どこにでも生えている雑草という印象の植物ですが実はネトルはとても有益なハーブで様々なアレルギー症状の緩和PMSの緩和に利用されます。

ネトルの葉のハーブティーには鎮静作用があり、PMSの症状を和らげます。

また過多月経過多月経による貧血にも効果があり、血液の浄化
利尿作用によるむくみの解消も期待できます。

 

ネトルに含まれる栄養素と食べ方

ネトルには、カルシウム、マグネシウム、カリウム、リン、鉄など豊富なミネラルや
ビタミン各種、葉酸も含まれており、ハーブティーとして飲む他にも
葉や種を料理に利用可能です。

ヨーロッパではほうれん草の代替品のようにさっと茹でサラダやおひたしにしたり、
スープ、ソースにして食されることもあります。

※ただし採取時は注意が必要です。
ネトルの茎や葉の裏には細かい棘があり触ると激痛や痒みが起こりますので、素手で触らないよう採取時には十分厚みのある手袋を使用しましょう。

3 ヨモギ

血行促進で冷えを解消しPMSの症状を改善する、女性にとって非常に有益なメディカル・ハーブと言えばヨモギです。

古代ギリシアの人々はこの万能天然生薬を婦人科系において最も重要な植物と賞賛していました。

ヨモギは体を温めてくれる作用・効果があります。

ヨモギは月経中には生理痛を緩和し、月経がない場合は排卵を促進します。
さらに、ホルモン剤(ピル)による避妊を数年行った後に定期的な月経を再開させるのにも
効果があり、更年期障害の症状の緩和にも役立ちます。

旬の季節(春)に葉の柔らかい部分を積んで干し、乾燥ヨモギを作っておけば
草餅にする他にもハーブティーや料理に利用でき一層使い易いでしょう。

またあの韓国伝統の美容法”ヨモギ蒸し”よりも手軽に家庭で実践できるのが
ヨモギを使った入浴です。

入浴剤として利用する場合、ヨモギ成分のたっぷり入った煎剤を作るのがおすすめです。

ヨモギ煎剤 レシピ例

材料

2リットルの水

ヨモギ  250g

  1. 2Lの水を沸騰させます
  2. 沸騰したお湯に250gのヨモギの葉を入れます
  3. 10分待ちます
  4. 煮汁をキッチンペーパーとザルなどで濾します
  5. 完成

煎剤はお湯をはった湯船に加えて入浴したり、葉の量を調整すれば
座浴や足湯にも利用できます。

ヨモギによる鎮静効果や保温効果は足からでも腹部に作用するのが嬉しいですね.

芯からじっくり温まりましょう。

 

まとめ

痛み対策にはセイヨウノコギリソウ
貧血や血液の浄化にはネトル
血行促進、冷え取りならヨモギの利用がオススメです。

 

また、ハーブティーや煎剤を作るときは必ず、
有機・オーガニックのものを選ぶようにしましょう。

せっかく症状を改善したいのに、残留農薬などのリスクを
取込んでしまっては元も子もありませんからね。

 

 

 

冷えや生理痛、PMSによる毎月の不調にお悩みの方は
身近なメディカル・ハーブを活用してゆっくりと体質を改善してみてはいかがでしょう。

※注意
メディカル・ハーブの中には子宮収縮作用、流産誘発作用などが副作用として指摘されるもの存在します。

例えば妊娠中の飲料には適さないハーブティーとしてよく知られるレモンバームは
PMSによる気分の落ち込みや生理不順には有効なハーブです。

経通作用=流産誘発作用ではありませんが、
生理不順に良いものが妊婦の健康にも良いとは限りません。

妊娠中にハーブの利用が不安な場合は医師や助産師さん、専門家に必ず相談しましょう。