オーガニックライフ

夏だから気をつけたい!メディカル・ハーブで食中毒予防

食中毒とは

食中毒は原因となる細菌やウィルスが付着した食品を食べる事及び、動物性・植物性自然毒、カビ毒、寄生虫などによって引き起こされる健康障害です。

加えて近年は化学物質の食品への付着や残留による中毒の原因として問題視されています。

 

現在、厚生労働省は食中毒予防として

食中毒菌を 

  1. 付けない!
  2. 増やさない!
  3. やっつける!

 

の3原則を提唱しております。

 

シンプルで覚えやすいですね。

この記事ではメディカルハーブを利用して家庭で行える食中毒の予防法を

3原則に則ってご紹介したいと思います。

 

菌を付けない!
メディカルハーブで殺菌・除菌、化学物質を除去しよう。

殺菌・除菌編

帰宅したら石鹸でよく手を洗う、料理や食事の前にもよく手を洗う。

衛生的な手洗いは食中毒予防の基本として誰もが心がける習慣です。

それにもかかわらずバクテリアによって食中毒が頻繁に発生するのは何故でしょう?

細菌性の食中毒は手洗いの不足だけでなく、タオルの衛生面に起因することもあるのです。

繰り返し使われ常時湿気を含んだタオルは雑菌が繁殖しやすく、1週間連続使用した場合、
排水溝の中と同じレベルで雑菌が繁殖するといわれるほど侮れない危険性が潜んでいます。

メディカル・ハーブでタオルの衛生を保つ為方法として、
精油を洗濯に利用するという方法があります。

例えばティーツリーオイルには多様な細菌や真菌に対する強い殺菌力があり、

洗濯物のすすぎの際わずか2滴のオイルを落とすだけで
衣類内での雑菌の繁殖を防いでくれます。

 

注意

精油は天然のものながら強い成分で構成されており、洗濯機のプラスチック部分に
直に触れるとその箇所の破損を招く恐れがあります。

精油の入れすぎには十分ご注意ください。

 

有害・化学物質除去編

できれば栄養の多い皮ごと食べたい野菜や果物。

ですが、口にする食品をすべてオーガニック製品で揃えるというのはなかなか困難ですね。

そんな時レモン汁を利用したスプレーで磨けば、青果物の表皮に付着した化学物質
ある程度除去することができます。

食物の残留農薬防カビ剤などに起因する食中毒の予防策としておすすめです。

 

☆農薬除去レモンスプレーの作り方

  • リンゴ酢 4分の1カップ
  • 水1カップ
  • レモン1個分の絞り汁
  • 重曹20g

リンゴ酢と水をスプレーボトルで混ぜ合わせ、次に重曹と絞ったレモン汁を加え
蓋を閉じてよく振ります。

フルーツや野菜に溶液をスプレーしてブラシなどで磨いて、水でゆすぎます。

冷蔵庫に入れる前のこの一手間で、食品の安全性を高めることができます。

 

注意

表面が柔らかく傷みやすいベリーなどには適用できません。

 

菌を増やさない!ーメディカル・ハーブで食品内の菌やウィルスの繁殖を抑えよう。

 

日本古来から存在するメディカル・ハーブ

植物の力で食中毒を予防する最も身近な例と言えば、寿司や刺身に添えられる

わさびではないでしょうか。

わさびに含まれる、アリルイソチオシアネートという辛み成分には強い殺菌効果があり食品に潜む菌の繁殖を防ぐことはもちろん胃の中のピロリ菌を減らす効果も認められています。

また和食の薬味としてお馴染みの大葉、生姜、ネギ、ミョウガなどもそれぞれ
殺菌効果を有し食中毒予防に役立てることができます。

生物(なまもの)と一緒に出された際は、是非意識してお召し上がりください。

 

パセリも実はメディカル・ハーブ

誰もが知っている身近なハーブながらその優れた作用や健康効果を見逃されがちなパセリ。

料理にちょこんと添えられたパセリは”飾り”という認識がすっかり定着してしまい
誰にも手をつけられずに処分されることも珍しくありません。

しかしながら、パセリの精油成分アピオールには毒消しの効果がありお弁当や
作り置きのおかずに加えることで雑菌の繁殖を効果的に防いでくれる非常に有益なものです。

深々とした緑色が物語っている通り、栄養価も高いので捨ててしまうのは勿体無いですね。

家族に自然に食べてもらう工夫としては、みじん切りにしてお料理に混ぜ込むと良いでしょう。

 

注意

パセリには子宮を収縮する作用が含まれます。

付け合わせ程度の微量なら問題ありませんが、妊娠中の方はパセリの摂取を控えた方が
良いでしょう。

 

菌をやっつける!ー病原菌やウィルスをやっつけて食中毒を防ごう。

 

メディカル・ハーブを利用してウイルスや病原菌をやっつけるには

ハーブの効能で体内の自己免疫力を高める方法と

ハーブの成分で雑菌の繁殖しやすいアイテムを殺菌する方法があります。

 

体内の自己免疫力を高めるには

天然の抗生物質!にんにく

体内の自然治癒力を高めるにんにくには多くの薬効効果があり
食中毒感染症の予防に利用できます。

ニンニク由来の化合物、アリシンは疲労を回復させ強力な抗菌作用を有します。

成人1日当たりの適量は生のにんにくで1日1片まで、加熱したにんにくで2片程度、
お子さんや胃の弱い方はその半分が目安です。

殺菌作用が強い為、食べ過ぎて胃腸障害を引き起こさないように注意しましょう。

 

ビタミンCの宝庫!パセリ

ビタミンC含有量の多いハーブを日常的に食すことで免疫力の低下を防ぎ、延いては食中毒予防に繋がります。

ビタミンCが不足がちになるとコラーゲンが生成されにくくなりそれが粘膜のダメージを
起こし、粘膜のダメージによって免疫力が弱まる為です。

そこでおすすめしたいハーブは、万能選手のパセリです。

 

成人1日当たりのビタミンC推奨摂取量は100mgですが、
100gあたりのパセリの葉(生)のビタミンC 含有量は120mg、一方で
100gあたりのレモンの全果肉のビタミンC含有量は100mgとなっています。

パセリの方が20mgも多いのです。

 

パセリは年間を通し入手が容易な事、また手頃なお値段を考慮すると
継続して利用しやすいハーブと言えますね。

 

縮れ葉の一般的なパセリの苦味が苦手な方は、
葉の形状がパクチーに似たイタリアンパセリをお試しください。

癖が少なく食べ易いでしょう。

刻んだパセリとレモン汁のベースに塩胡椒、オリーブオイルで味を整えた
ビタミンドレッシングで美味しい食中毒予防はいかがでしょう。

 

ハーブの成分で菌の繁殖しやすいアイテムを殺菌するには

良質なラベンダーの精油を使えば、冷蔵庫やキッチン用品のお掃除にも安心して利用できる
エコな除菌スプレーが製作できます。

洗浄したまな板に吹き付けて、天日干し前の殺菌にもどうぞ。

混ぜるだけ、ラベンダー除菌スプレーの作り方

  • 精製水45ml
  • 無水エタノール5ml
  • 精油10滴

3つの材料をガラス製のスプレー容器に入れてよく振り完成です。

 

注意

プラスチック製のスプレー容器は精油への耐久が低く早い段階で壊れてしまいます。
精油の品質保持の為にも遮光性のあるガラス製容器が最適です。

無水エタノールの代わりに除菌力のある”酢”を用いる方法もありますが、

精油は酸化や熱で劣化し溶液も変質しやすい自然の成分です。

無水エタノールが防腐剤の代わりとなり溶液が長持ちします。

 

まとめ

食中毒予防の3原則は

食中毒の原因となる菌を付けない!増やさない!やっつける!

 

菌を付けないためには

十分な手洗いを行い、ハーブ(精油)の殺菌力を利用してハンドタオルを清潔に保ちましょう。

食品の農薬除去にはレモンスプレーを利用、

工夫して食品の安全性を高めましょう。

菌を増やさないためには

抗菌作用のあるハーブ、薬味やパセリを活用しましょう。

菌をやっつけるには

ハーブを食生活に取り入れて自己免疫力を整えたり

キッチン用品の殺菌をマメに行いましょう。