正しい食生活は学力を上げる?
1979年にアメリカのニューヨークでとある実験、調査が行われました。
発起人はニューヨークのとある教育責任者の方です。
ニューヨークシティ内にある高校のカフェテリアにて提供する食事の内容を変えてみて、
学力の変化が起きるかどうか?という実験、調査です。
それまでは、カフェテリアではファーストフードを出しているところが多かったそうです。
1年ごとに内容を変えていき、定期的に試験の結果をチェックするというものでした。
結果として、食事内容の変化によって大幅に学力が伸びたそうです。
何を変えたのか?
内容は
1年目・・・油と砂糖をカット
2年目・・・着色料と合成甘味料をカット
3年目・・・変更なし
4年目・・・保存料含有食品をカット
カフェテリアでの食事を変えた結果
もちろん、教師や学習内容などカリキュラム面での変更は行なっていません。
それにもかかわらず、点数は下記のように変化したそうです。
1年目・・・平均8点アップ
2年目・・・平均4点アップ
3年目・・・変化なし
4年目・・・平均4点アップ
結果的に、食事を変えただけで4年で16点も平均点が上がっているのです。
なぜ食事で学力が上がるのか?
カットした食品を見るとわかるのですが、油や添加物をカットしていっています。
油は脳細胞の正常化にも関わる大切な要素です。
家庭での食事があるにも関わらず、
学校で食べるカフェテリアの食事、3分の1の食事を変えただけで
これだけの結果が出たというのが驚きです。
さらに、変化させなかった3年目は
学力も変化がなかったというのもこのカットしたもののおかげで
学力が上がったという説得力を増していますよね。
最近は共働きの家庭も多く、コンビニでご飯をすませる子供が多いと聞きます。
できるだけ手作りのものに変え、添加物を避けるだけでも
子供の能力に変化があるのではないでしょうか?